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この本の作者である雫井脩介の名に
聞き覚えのある人は大勢いるだろう。
昨年、映画化された「クローズド ノート」の作者である。
この本「虚貌」という本は犯罪小説であり、
「クローズド ノート」とはだいぶ様相を呈した物になっている。
事の起こりは21年前の運送会社を経営する一家が襲われたところから始まる。
夫妻は惨殺。長女は半身不随、長男は大やけどを負う。
程なく従業員3名が逮捕され、
事件は終着を迎えたかに思えるが、本当はここから始まる。
以下、本の内容に触れることもあるので、まだお読みでない方はそれを承知でお読みいただくか、読み終わってからまた来ていただけると大変嬉しい。
21年前の事件が巷で忘れられたころ、
主犯と思われる犯人・荒が娑婆へ戻った。
間もなく、共犯であった薬物中毒の男が殺される。
犯人は主犯の荒である、と警察は色めきたつ。
というのも、荒は嵌められただけで
主犯は別の男ではないか、という説が当時あったからだ。
嵌められたことを恨んで、娑婆に戻ってきた荒が
共犯の男たちを殺したのであろう。
そういう説が警察内で飛び交い、捜査方針が決められ、捜査が開始された。
警察の捜査もむなしく、もう一人の共犯の男も殺されてしまう。
しかも、目撃証言によると荒の顔と一致しない。
果たして犯人は荒なのか、それとも別人なのか。
その捜査を中心に事件にかかわる人々の
人間関係や心理状態が克明に描かれていく。
そんな中カウンセリングをする先生が出てくる。
彼は医師の資格やセラピストの資格を持っているわけではないが、
ただ患者の話を聞いてあげたり、時にはアドヴァイスをしてあげている。
「顔というのはただの仮面」であると彼は言う。
「顔は心を現すが、現さないようにすることも容易に出来る」
だからどんなに辛くても「いつも笑顔」でいることが大切と。
「笑顔に勝る仮面はない」と。
なるほどな、と思った。
言われてみれば確かにそのとおりだ。
常に笑顔でいるのは難しいけれど、出来ないことではない。
むしゃくしゃして、気分が悪くて、
腹立たしいときでもとりあえず「笑顔」でいよう。
「笑顔」でいれば少なくとも周りは気分が悪くならない。
「笑う門には福来る」とはよく言ったものだ。
昔の人は、苦しいことも悲しいことも飲み込んで、
とりあえず笑っていたのだろう。
先人の知恵ではあるが、笑顔はストレスも吹き飛ばすという。
私も今年はとりあえず「笑顔」でいることを心がけてみよう。
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![]() | 虚貌 (2001/09) 雫井 脩介 商品詳細を見る |
この本の作者である雫井脩介の名に
聞き覚えのある人は大勢いるだろう。
昨年、映画化された「クローズド ノート」の作者である。
この本「虚貌」という本は犯罪小説であり、
「クローズド ノート」とはだいぶ様相を呈した物になっている。
事の起こりは21年前の運送会社を経営する一家が襲われたところから始まる。
夫妻は惨殺。長女は半身不随、長男は大やけどを負う。
程なく従業員3名が逮捕され、
事件は終着を迎えたかに思えるが、本当はここから始まる。
以下、本の内容に触れることもあるので、まだお読みでない方はそれを承知でお読みいただくか、読み終わってからまた来ていただけると大変嬉しい。
21年前の事件が巷で忘れられたころ、
主犯と思われる犯人・荒が娑婆へ戻った。
間もなく、共犯であった薬物中毒の男が殺される。
犯人は主犯の荒である、と警察は色めきたつ。
というのも、荒は嵌められただけで
主犯は別の男ではないか、という説が当時あったからだ。
嵌められたことを恨んで、娑婆に戻ってきた荒が
共犯の男たちを殺したのであろう。
そういう説が警察内で飛び交い、捜査方針が決められ、捜査が開始された。
警察の捜査もむなしく、もう一人の共犯の男も殺されてしまう。
しかも、目撃証言によると荒の顔と一致しない。
果たして犯人は荒なのか、それとも別人なのか。
その捜査を中心に事件にかかわる人々の
人間関係や心理状態が克明に描かれていく。
そんな中カウンセリングをする先生が出てくる。
彼は医師の資格やセラピストの資格を持っているわけではないが、
ただ患者の話を聞いてあげたり、時にはアドヴァイスをしてあげている。
「顔というのはただの仮面」であると彼は言う。
「顔は心を現すが、現さないようにすることも容易に出来る」
だからどんなに辛くても「いつも笑顔」でいることが大切と。
「笑顔に勝る仮面はない」と。
なるほどな、と思った。
言われてみれば確かにそのとおりだ。
常に笑顔でいるのは難しいけれど、出来ないことではない。
むしゃくしゃして、気分が悪くて、
腹立たしいときでもとりあえず「笑顔」でいよう。
「笑顔」でいれば少なくとも周りは気分が悪くならない。
「笑う門には福来る」とはよく言ったものだ。
昔の人は、苦しいことも悲しいことも飲み込んで、
とりあえず笑っていたのだろう。
先人の知恵ではあるが、笑顔はストレスも吹き飛ばすという。
私も今年はとりあえず「笑顔」でいることを心がけてみよう。
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